2021年8月16日月曜日

第十三回ウディコン


 第十三回WOLF RPGエディターコンテスト(ウディコン)、今日が投票最終日です。
 今年は気になった作品を九作品しかプレイできませんでしたが、それらの感想と、投票した数字を書いておきます。(昨年までは少しぼかしたりしていましたが、今回は書いた通りに投票しました)

 もっとプレイできれば良かったのですが、やはり時間も取られるので厳しい。一昨年まで全作プレイしていた自分は凄いなぁ、と感心してしまった。


 以下は、プレイ順です。

エントリー番号【14】『てんてんすぴりっつ』
マウス操作で、和が10になる数字をクリックするゲーム。そこそこ頑張ったけれど、通常モードで一問間違いが限界。全問正解は達成できなかった。ゲーム性はシンプルながら結構熱中する要素はある。ただ、問題の切り替えが速すぎる気がした。前の問題でクリックしようとしたものが次の問題で反映されてしまうと時間の余裕がないため厳しい。

熱中度:7
斬新さ:5
物語性:5
画像・音声:6
遊びやすさ:6

エントリー番号【41】『カニを滅するゲーム』
シンプルなマウス操作のクリックゲーム。それぞれのモードを一回ずつ遊ぶ。単純なゲームなのだけど、カニの動きが個性的で面白かった。でも、ランキングとか、どれくらい倒せば良いか、という目安・目標の数字は欲しい。

熱中度:5
斬新さ:4
物語性:3
画像・音声:6
遊びやすさ:7

エントリー番号【47】『グランドグレイザー』
マウス操作の弾幕STG。かすってチャージしたものをショットするシステム。(ゴリ押しでクリアしたステージもあるけど)シールドを使わず全ステージクリア。
弾幕の出来が良い。システム自体が目新しいとは思わないが、システムに合った弾幕を作ってある。避けるための弾幕と違い、上手くかすらせることに重点を置いてあるのが面白い。
クリア自体は、食らった直後の復帰期間にかすってチャージし攻撃、というゴリ押しで倒せてしまうため簡単になっている。復帰の時間はあまりチャージできないようにしても良かったかもしれない。
ただ、ノーダメージを狙おうとするとかなり難しく、やりがいはある。

熱中度:9
斬新さ:8
物語性:6
画像・音声:7
遊びやすさ:8

エントリー番号【39】『ブロックを崩すゲーム』
ブロック崩しを元に、ボールに敵味方の属性をつけ、さらにアイテム・スキルを付け加えたゲーム。爆破・爆破・クールタイムというゴリ押しで1面、2面ともクリア。
ボールに敵味方の属性を付けたのがかなり斬新。普通のブロック崩しとはかなり違う感覚で遊べる。ちょっとルールを理解するのに時間がかかったが、理解してしまえば面白いルールだった。ボールを出してくる敵を速く倒すのか、それともダメージを受けないことを優先するのか、といったSTG的な、もしくはパズル的な楽しみ方ができる。
ただ、スキルを使ってゴリ押しでクリアできてしまうことが可能なため、スキル内容やステージ内容はもっと作り込んで欲しかったかな、とは思ってしまった。ルールは面白いが、それを十分に生かしたステージにはなってない気がした。

熱中度:7
斬新さ:9
物語性:5
画像・音声:6
遊びやすさ:6

エントリー番号【26】『雨宿りのパズル』
有名パズルゲームに色などの要素を追加したもの。全ステージクリア。
ルールは分かりやすいし、パズルの難易度も適度。ただ、試行錯誤が必要なパズルなため、爽快感は薄い。出来は悪くないと思うのだけど、こういう試行錯誤が必須のパズルで気持ち良く遊ばせるものを作るのは難しい気がしてしまう。

熱中度:5
斬新さ:4
物語性:6
画像・音声:6
遊びやすさ:8

エントリー番号【58】『竜と黄金の梨と蔵そうじ』
不思議のダンジョンもののRPG。ENDINGまで。
漫画形式の絵はかなり上手く、ストーリーや世界観がよく伝わってきて良かった。
RPG部分も作り込まれてはいるのだけれど、空腹のような要素がないため序盤でレベル上げするのが有効だったり、アイテムの効果が低いものが多かったりするため、不思議のダンジョン系の良さが生かされていない気がした。このジャンルなら、もうちょっと緊張感を持ってプレイできるようにしてある方が好き。

熱中度:5
斬新さ:5
物語性:7
画像・音声:8
遊びやすさ:7

エントリー番号【17】『Ploutonion -プルートニオン-』
美麗なグラフィックと幻想的なシナリオが特徴的なアクション。BADEND1、2まで見た。
映像は素晴らしいし、ストーリーもそれに合ったものになっている。が、その分アクションは分かりにくくなってしまった印象。特に、主人公の判定が大きすぎるのと、スキルがどういうとき使用できてどういう効果があるか、といったあたりが分かりにくく、ゲーム性が悪くなってしまっている。その上、操作方法が分かっても(アクション部分もそれ以外も)結構難易度が高く、公式掲示板のヒントがなければENDINGに行くのは困難(少なくとも私には無理だった)だと思う。作り込んであるのは確かなので、もう少しプレイヤーに親切なゲーム設計にしてくれれば、と思ってしまう。

熱中度:5
斬新さ:5
物語性:7
画像・音声:9
遊びやすさ:4

エントリー番号【44】『Hopeful』
短編パズルゲーム。全問クリア。
文字なし、絵だけでストーリーを語る形式と、説明がなくてもルールが把握できるパズルの組み合わせ。どちらも斬新というわけではないが、短編ゲームとしての完成度は高い。特に、パズルの難易度が適切。試行錯誤しなくてはいけない部分が少なく、初期値に戻せないとクリアできなくない配置になるようなハマりの要素がほとんど(全く?)ない。それでいてそこそこ考える部分はある、という快適に遊べる内容になっている。

熱中度:7
斬新さ:5
物語性:7
画像・音声:7
遊びやすさ:9


エントリー番号【34】『城跡のアリュイラ』
重力反転がキーになるアクション。ver1.07、スタンダードで死亡回数556回(!)でクリア(うち約八割は前編です)。スタンダードでこの高難易度はちょっと異常だろう……と思いつつ最後までなんとかクリア。なお、最新版では少し簡単になっているらしいですね。ちょっと安心ですが、ステージ内容自体が変わってないならそこまで大差ない気も。
ゲーム内容はかなりスタンダードなアクションで、目新しさは薄いものの最後まで安心してプレイできる内容。ステージもかなり作り込まれている印象でした。印象的なのはやはりその難易度の高さ。通常クリアでやらせるには酷すぎるだろう、というような操作を平気でやらせてくる。中盤ステージの「アイテム回収のために必要な難しい操作」を超える難易度のものを後半ステージのクリアに必要な部分では出してくるのも凄い。
個人的な不満点としては、セーブに表示されるプレイ時間の項目が実際の時間でないこと(死亡したものを含んでいないため?)。六時間程度でクリアしたように出ているが、実際はその三倍程度はかかったはずなので。せっかくプレイ時間を表示するなら、合計時間を表示した方が良い気がします。

熱中度:8
斬新さ:5
物語性:7
画像・音声:7
遊びやすさ:7


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