2016年6月19日日曜日

直接民主制へ

今回、舛添さんの問題を見ていて思うのは、直接民主制にしよう! って言う声がなんでないのかな、ってこと。
 現在、多くの国で間接民主制、代議制を取っているのは直接投票が難しい(かった)&コストが大きい(かった)せいだと思う。
 でも、今なら可能だよね? インターネットなどを使えばむしろ効率よく、コストもかけずに行えるはず。不正が起こりやすいのでは? って思う人がいるかもしれないけど、それは今も同じ。昔ながらの投票方式だって、買収などはしばしば行われるわけだし。マイナンバーの利用なども考慮すれば不正の起こりにくい仕組みを作れるんじゃないだろうか? 一つ一つの法律の是非は直接投票で決定すべきだと思う。現行システムから、その方向に舵を取っていくべきだと思う。

 そうすれば議会(議員)はほとんど必要ない。法案の提出は制限しなくちゃいけないだろうが、その人間を今のように選挙で選ばなくても良いと思う。まず現行の法律に関する試験などを課して選別すると良いのでは? あとは、提出の際、ある程度の人数の賛成が必要にするとか。
 そもそも今のシステムでも、ただ人気があるだけで法律に関する知識がない人が法案提出しているのはなんだろう、って思うよね。まあ、公平な試験問題を作るのは難しいからそこで選別するのは難しいんだろうけど……。

 それでも代表者(知事・大臣など)は必要だろうけど、直接民主制にすれば緊急時の判断などに権限を制限できる。権限が制限されれば横領などの不正も起こりにくいでしょう。

 衆愚政治が加速するんじゃないか? という不安はある。でも、今の政治システムは歯止めが利きやすいか、というとよく分からない。国政では、参議院がほとんど無意味になっているときも多いし。どちらが良いのかは難しいと思う。なら、政治腐敗を防ぐためにも、直接民主制の方がマシでは。
 敢えて歯止めの利くシステムを作るなら、「過半数」で可決するのをやめたらどうなんだろう。六割か、2/3か。法案の可決に半数より多い人数が必要にしたらどうなんでしょう。これもあまり言われてるのを見たことないけど、半数で分けるのは無理があるでしょう。多数決には色々と問題があると思うけど、少しその比率を大きくすれば納得できる人も増えるんじゃないでしょうか?

 実際にどうすれば直接民主制を実現できるかというとかなり難しい問題だけど、そういう声が増えてもいいんじゃないのかなぁ。

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